こんにちは、あろっちです。
AlmaLinux 8.3が一般公開(GA)になったのでインストールしてみます。
当記事では、インストール先を、仮想デスクトップ環境(Parallels Desktop)とします。
macOS | Catalina 10.15.7 |
Parallels Desktop for Mac 16 | 16.1.3 |
Parallels Desktopについては、こちらの記事をご覧ください。
ダウンロードの前にBitTorrentを準備
AlmaLinuxはファイルサイズが大きいので、今回はBitTorrentでダウンロードします。
BitTorrentは、ファイルを高速にダウンロードする仕組みです。
BitTorrent(ビットトレント)は、ブラム・コーエンによって開発された、Peer to Peerを用いたファイル転送用プロトコル及びその通信を行うソフトウェアである。Bit(ビット)+Torrent(急流)から、「急流のように速く(ファイルを)落とせる」という意味を持つ。メインラインと呼ばれる本家のBitTorrent clientの他にも様々な互換クライアントが存在する。
wikipedia
BitTorrentのアプリは、今回Transmissionを使います。
Transmissionはこちら

Download Nowをクリック

Tranmission-3.00.dmgをクリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードできたら、Finderでdmgファイルを開き、Transmission(.app)をアプリケーションフォルダにドラッグしてインストール完了です。
AlmaLinuxのダウンロード
AlmaLinuxのサイト

Download ISOsをクリックします。

AlmaLinux-8.3.torrentをクリックし、ダウンロードします。
FinderからAlmaLinux-8.3.torrentをダブルクリックするとTransmissionが起動します。

ダウンロードしたいファイルをチェックします。
今回は、画像の通り全てダウンロードしてみます。
Addをクリックします。

ダウンロードが終わるまで時間がかかりますので、しばらく待ちます。
ダウンロードが完了したらファイルをチェックしてみます。
CHECKSUM
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA256
# AlmaLinux-8.3-x86_64-boot.iso: 668991488 bytes
SHA256 (AlmaLinux-8.3-x86_64-boot.iso) = 08fd99fab31277ea3710bfc1ccb8a7229522af5d3987d5b062739cb0dc3b5e3e
# AlmaLinux-8.3-x86_64-dvd.iso: 9224323072 bytes
SHA256 (AlmaLinux-8.3-x86_64-dvd.iso) = a2ca2ff3de3e7c0707b042994e1947a8ce81d16ba5c869d6ecf8f4d4dd88eee2
# AlmaLinux-8.3-x86_64-minimal.iso: 1852833792 bytes
SHA256 (AlmaLinux-8.3-x86_64-minimal.iso) = 4f857524a140c95d47d0b39b5e050ce28344bda0475320da53c08aa8ba120c68
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----
ターミナルからshasum -a 256
で確認します。
ハッシュ値が一致しているので問題ないですね。
AlmaLinuxのインストール
Parallels Desktopからファイル→新規を選択します。

DVD/イメージファイルからWindows/その他 OS をインストールをクリックします。

手動で選択するをクリックします。
今回は、AlmaLinux-8.3-x86-64-dvd.isoを使います。
画像のようにドラッグします。

続行をクリックします。
「オペレーティングシステムを選択してください」から「Red Hat Enterprise Linux」を選択します。
名前をAlmaLinux(ここは任意の名前が指定できます。)にして作成をクリックします。

日本語を選択して続行をクリックします。

rootパスワード、ユーザの作成、インストール先を設定します。

任意のrootパスワードを入力し、完了をクリックします。
ユーザの作成画面です。
任意のユーザー名、パスワードを入力し、完了をクリックします。

インストール先を選択し、完了をクリックします。

ソフトウェアの選択画面です。こちらから、ベース環境、ソフトウェアが選択できます。
今回は、サーバー(GUI使用)をインストールします。

インストール開始をクリックします。

Test this media & install AlmaLinux 8を選択します。
メディアのテスト中は、このような画面になります。

インストール中の画面です。

完了画面です。システムの再起動をクリックします。

License informationをクリックします。

ライセンス契約に同意します。にチェックを入れ完了をクリックします。

設定の完了をクリックします。

アカウント(今回は、almalinux)をクリックします。

パスワードを入力し、サインインをクリックします。

日本語にチェックが入っていることを確認し、次へをクリックします。

入力の選択をします。(ここでは、日本語(Macintosh)を選択)
次へをクリックします。

位置情報サービスは、デフォルトでオンになっています。
今回は、オフにします。
次へをクリックします。

スキップをクリックします。

AlmaLinuxを使い始めるをクリックします。

このような画面になります。
右上の×ボタンをクリックするとデスクトップになります。

デスクトップ画面
ここまでが、AlmaLinuxのインストール手順になります。
Parallelsの場合、この後、Parallels Toolsをインストールします。
Parallels Toolsのインストール
先のインストール状態でParallels Toolsのインストールを試みたところ以下のようなエラーが発生しました。
まず、ネットワークが繋がっていなかったようなので、ネットワーク設定をします。
赤枠で囲っているボタンをクリックします。
設定→ネットワークから赤枠のように有線をオンにして隣の詳細設定ボタンをクリックします。
自動接続するにチェックを入れ、適用をクリックします。
※以下の手順がうまくいかない時は、一度、再起動してください。
右上の赤枠の箇所(注意のようなボタン)をクリックし、Parallels Toolsのインストールを選択します。
左上のアクティビティをクリックし、端末(ターミナル)を開いて、コマンドを実行します。
以下に実行するコマンドを列挙しておきます。
$ su -
# cd /etc/yum.repos.d/
# wget http://download.virtualbox.org/virtualbox/rpm/rhel/virtualbox.repo
# yum install elfutils-libelf-devel
# yum install gcc
# yum install kernel-devel-4.18.0-240.el8.x86_64
# yum install make
# yum install selinux-policy-devel
# yum install epel-release
# yum --enablerepo=epel install dkms
# yum install hpijs
# cd /run/media/almalinux/Parallels¥ Tools/
# ./install
yum install
では、すべてyでインストールしてください。
Enterを押します。

Enterを押します。

インストール中の画面です。しばらく時間がかかりますので、待ちましょう。
インストール後、再起動(Reboot)するか尋ねられるので、Enterを押して再起動します。
インストール後は、このような大きな画面にできます。Coherenceやフルスクリーンにも対応します。
お読みくださいまして、ありがとうございました。
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