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【Vesiri】Raspberry Pi 5 スターターキット 体験記【レビュー】

Raspberry Pi/電子工作
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こんにちは、あろっちです。

Raspberry Piは、これまでRaspberry Pi 4やPi 5、Pi Zero 2 Wなどを触ってきましたが、スターターキットで始めたことはありませんでした。そこで今回は、スターターキットを使ってセットアップの手軽さを確かめながら、実際にどれだけスムーズに始められるのかを紹介したいと思います。

今回はこちらのRaspberry Pi 5 スターターキットを紹介します!

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なぜスターターキット?

Raspberry Pi 5を始めるには、本体だけでなく、電源アダプターやmicroSDカード、冷却ファン、ケースなどの周辺機器が必要になります。しかし、それらを個別に選んで購入しようとすると、「どの電源が適切か」「冷却対策はどうするか (例えば別売のケースに付属のヒートシンクやファンを使うか、アクティブクーラーにするか)」など、事前に調べる手間がかかります。

今までは、こういった選定作業を行いながら環境を整えてきましたが、それにはある程度の知識が必要なのは否めません。スターターキットなら、最適な周辺機器があらかじめ揃っているため、初心者でも迷わずスムーズにセットアップできるのが大きな魅力です。

また、ある程度知識がある人でも、「いちいち選定するのが面倒」「すぐに使い始めたい」といった理由でスターターキットを選ぶメリットはあります。特に、Pi 5の電源や冷却は従来モデルと仕様が異なるため、相性を気にせず確実に動作する環境を手に入れたい人にも向いています。

  • 電源仕様
    Raspberry Pi 5では5V/5Aの電源アダプターが推奨されており、Pi 4(5V/3A)とは要件が異なります。

  • 冷却仕様
    従来モデルでは冷却ファンをGPIO端子に接続するのが一般的でしたが、Pi 5では専用のFANコネクタが追加され、アクティブクーラーを直接接続できるようになっています。

スターターキットの内容紹介

Vesiri Raspberry Pi 5スターターキットには、どのような内容が含まれているのでしょうか。

開けてみると、ぎっしり詰まっていますね。

これから順を追って、キットの各パーツを詳しく見ていきましょう。

1. Raspberry Pi 5本体 (8GBモデル)

技適マーク付きです。ただし、技適マークは本体にはなく箱にあるだけなので、箱は保管しておきましょう。

Raspberry Pi 5は、4GBモデル、8GBモデル、16GBモデル(2025年1月9日追加)の3種類のメモリ容量がありますが、本キットは8GBモデルです。

8GBモデルは、マルチタスクやメモリを多く使うアプリケーションを扱うのに余裕があり、安心して活用できるスペックだと思います。

2. アクティブクーラー

Raspberry Pi 5は、高性能な分、発熱が気になるポイントです。

冷却用のアクティブクーラーが付属しています。

アクティブクーラーは、ヒートシンクとファンの役割を果たし、安定した動作をサポートします。

3. 電源アダプター (5.1V/5A)

Raspberry Pi 5は、5V/5Aの電源を推奨しています。

電源アダプターは、この電力要件を満たしています。

コードは太さAWG18、長さ1.2mです。

4. MicroSDカード (128GB) & USBカードリーダー

Raspberry PiのOSは、microSDカードにインストールします。

本キットには、128GBの大容量microSDカードが付属しています。

特に大きな容量のストレージを必要とするプロジェクトに便利です。

OSをインストールする際に、お手元のPCに合わせて、SDカードアダプターやUSBカードリーダーを使用できます。

5. Micro HDMIケーブル

Raspberry Pi 5は、Micro HDMIポートを使用してモニターに接続します。
本キットには、2本のMicro HDMIケーブルが付属しています。

モニター単体であれば1本で充分ですが、2本あればデュアルディスプレイ環境も構築できます。

6. ケース

ABS放熱ケースが付属しています。

7. 日本語の取扱説明書

本キットには、日本語の取扱説明書も付属しています。

ただし、組み立てについては記載されていないので、組み立て手順は本記事で説明します。

準備するもの

  • PC
    OSをmicroSDカードにインストールするために必要です。
  • USBマウス
  • USBキーボード
  • モニター

マウスとキーボードは、USBレシーバー型の無線タイプのものでも使用できます。本記事では実際にUSBレシーバータイプのものを使用しています。

Bluetooth専用のワイヤレスキーボード・マウスは最初のセットアップ時に使用できないのでご注意ください。

組み立て

組み立て手順は取扱説明書に記載がないため、写真を交えて紹介します。

アクティブクーラーの取り付け

アクティブクーラーにスプリングピンを取り付けます。
押し込む時に固かったので、ねじるようにしながら少しずつ押し込むようにしたら、取り付けられました。

サーマルパッドのフィルムをはがし、本体にサーマルパッドを貼り付けます。
また、FANコネクタのキャップを取り外します。

本体にスプリングピンを押し込んでアクティブクーラーを取り付けます。

ケースへの固定

ケースを分解します。

ケースの下部パーツに本体を固定します。

本体の穴4箇所を付属のネジで固定します。付属のドライバーは細くて力が入れづらいので、うまく締められない場合はお手持ちのドライバーをご使用ください。

黒い樹脂パーツは電源ボタンです。電源ボタンの位置(下の画像左下を参照)に、はめ込みます。

最後に本体のFANコネクタにアクティブクーラーのコネクタを差し込みます。

ケースの上部パーツを取り付けます。

ケースの底4箇所にゴム足を貼り付けます。

これで完成です。

ちなみに、このケースは蓋のパーツを取り外すことができます。

OSインストール & 初期設定

ここからは、取扱説明書に従ってOSのインストールを進めます。
ここでは、取扱説明書の内容において、実際と異なる点や補足が必要な部分を説明します。

「ステップ3 SDカードの設定」に従ってmicroSDカードにRaspberry Pi OSをインストールします。

OSの書き込みの流れは取扱説明書に記載の通りですが、一部補足していきます。

Raspberry Piのダウンロードページは以下の画面です。

こちらからお手元のPCに合ったRaspberry Pi Imagerをダウンロードします。
Windowsであれば、「Download for Windows」をクリックするとダウンロードが開始されます。

ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動してインストールします。

Raspberry Pi Imagerを起動します。

様々なOSが選べますが、今回はRaspberry Pi OS(64bit)をインストールします。

「設定を編集する」をクリックすると事前にWi-Fi等の設定ができますが、今回は「いいえ」をクリックして進めました。

「はい」をクリックします。

書き込みが正常に完了したら、「続ける」をクリックし、PCからmicroSDカードを取り外します。

「ステップ4 Raspberry Piの接続」に従って、microSDカード、マウス、キーボード、モニターを接続します。

「ステップ5 Raspberry Piを起動します」に従って進めます。

電源ケーブル(白いケーブル)を接続します。

起動すると初期設定を開始する画面が表示されます。ここから初期設定を進めます。

初期設定において、日本語を設定する場合、Set Countryの画面で以下の内容を選択します。

Set Country

Country: Japan
Language: Japanese
Timezone: Tokyo

初期設定後に再起動すると下のような画面が表示されます。

これで設定は完了です。お疲れ様でした。

さらに日本語設定を進めるには、以下の記事をご参照ください。

まとめ

スターターキットに実際に触れてみて、組み立てには少し思考錯誤しましたが、その過程を記事にまとめることができました。

このスターターキットを購入した際の参考にしていただけたらと思います。

特に、以下の点が特徴的だと感じました。

  • 5V/5A対応の電源アダプターが付属している
  • MicroSDカードの容量が128GBと大きい

必要なものが一通り揃っているため、Raspberry Piを触ったことがない方でも手軽に始められるのではないでしょうか。

また、活用方法としては、次のような例が挙げられます。

IoT機器や電子工作の開発環境として利用

Raspberry Pi 4までは動作が重かったWebブラウジングやYouTube視聴も、より快適に

持ち運び可能なコンパクトなパソコンとして活用

補足

Raspberry Piとは?

ARMプロセッサ搭載のシングルボードコンピュータで、教育目的で開発されましたが、現在は多くのプロジェクトや用途で活用されています。

Raspberry Pi 5のスペックや進化点

以下の記事で紹介しています。

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