こんにちは、あろっちです。
ESP32-S3-WROOM-1(技適マーク付き)搭載のCAMボードを入手したのでご紹介したいと思います。
AliExpress Freenove Official Storeで入手しました。
https://ja.aliexpress.com/item/1005004960637276.html
本記事ではArduino(C/C++)で試してみます。
以下を参考にしています。
ESP32-WROVER-E搭載モデルの記事も書いていますので、ぜひご覧ください。
特徴
Freenove ESP32-S3-WROOM Board FNK0085
モジュール | ESP32-S3-WROOM-1 N8R8 (技適マーク付き) 工事設計認証番号: 201-220052 | フラッシュメモリ 8MB PSRAM 8MB |
カメラ | オンボードカメラ (コネクタ) | 付属カメラモジュール OV2640 66° |
SDカードスロット | オンボード Micro SDカードスロット | SDカード(1GB) USB SDカードリーダー が付属していてすぐに試せる |
USBコネクタ | USB-UART USB-OTG いずれもType-C | シリアル変換IC CH343 |
ESP32-S3-WROOM-1に技適マークが付いていて、USBコネクタがType-C、しかもカメラとSDカードスロットが使えるというかなりいい具合にまとまったボードだと感じますね。
SDカードスロット付きのカメラボードにESP32-CAMという製品はありますが、技適マークがないという課題があったので、ここをクリアできているのは貴重ですよね。
参考までにモジュールの写真を載せておきます。

esptool.pyでchip_idをチェックしたところ以下の内容でした。

ギャラリー


ボード本体の他、USBケーブル、SDカード(1GB)、USB SDカードリーダー、リーフレットが付属しています。
ESP32-WROVER CAMボードと並べてみました。

ボードの大きさは同じですね。
サイズ感はESP32-WROVER CAMボードの記事でご確認ください。

ESP32-WROVER CAMボードにはなかったSDカードスロットが確認できますね。
ピン配列

電源関連ピンが上下1ピン分ずつ減っているのを除くと、基本的にESP32-S3-DevKitC-1 v1.0と同じピン配置のようです。
ESP32-S3-DevKitC-1のケース
ESP32-S3-DevKitC-1と並べてみました

参考サイト:
ESP32-S3-DevKitC-1 v1.0互換の開発ボードとして使えるのは嬉しいポイントですね。
ESP32-S3-DevKitC-1にはv1.1もあります。
確認したところv1.1ではRGB LEDのGPIOが48から38に変更されているようです。
参考サイト:
Arduinoボード設定
Arduino IDEにESP32ボードを追加しておきます。
追加方法については、以下の記事をご参照ください。
- ボードインストール
[ツール] > [ボード] > [ボードマネージャ]からESP32ボードをインストールします。
- ボードの選択
[ツール] > [ボード] > [ESP32 Arduino] > [ESP32S3 Dev Module]を選択します。
- ボード設定
Flash Size | 8MB (64Mb) |
PSRAM | OPI PSRAM |
- シリアルポートの選択
シリアル通信を使用する場合、USBコネクタはUSB-UARTに接続します。
ボードが接続されているポートを選択します。
環境 | ポート名 |
---|---|
Mac | /dev/cu.wchusbserial* |
Windows | COM* |
※シリアルポートが認識されない場合はシリアルドライバを以下からダウンロードしてインストールしてください。
GitHub
https://github.com/Freenove/Freenove_ESP32_S3_WROVER_Board/tree/main/CH343
サンプルプログラム (Arduinoスケッチ)
開発環境
Arduino IDE バージョン | 1.8.19 (※1系) 2.0.3 (※2系) |
ESP32 Arduinoボード | 基本的に最新版でOK |
以下にpdfやサンプルスケッチがあります。
CameraWebServer
サンプルスケッチのSketch_07.1_CameraWebServerを試してみました。
Wi-Fi設定
ssidとpasswordを接続先Wi-Fiのssidとpasswordに書き換えます。

スケッチを書き込んだのち、シリアルモニターを開きリセットボタンを押すとCameraWebServerのURLが確認できます。

ブラウザからシリアルモニターに表示されたURLにアクセスすると以下のような画面が表示されます。
動作例

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