こんにちは、あろっちです。
今回は、Arduino Nano RP2040 Connectを公式ストアで購入してみました、という体験記事になります。
もの好きなのは間違いないですね。
購入までの流れ
公式ストア
![](https://store-usa.arduino.cc/cdn/shop/collections/Types_Boards_1890x630.jpg?v=1628081791)
購入したものは、ピンヘッダーが装着されていないバージョン(ABX00052)で、お値段は、$24.50です。
配送は、DHL Global Mail Packet Plus Priority Internationalを選択し、こちらが、$9.39でした。
合計$33.89。支払いは、PayPalを利用しました。
ということで、実際に注文した日が5月23日。届いたのが、6月1日。注文から到着まで9日でしたね。
ギャラリー
順を追って紹介します。
まずは、袋から
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/sealed_air.jpg)
内部は、エアパッキンになっていました。
こんな感じの注文書が入っていました。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/order_paper-1.jpg)
では、肝心の箱を
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_box_front-775x1024.jpg)
少し潰れていましたね。長旅をしてきたわけですから、お疲れさまですね。
いやー、ARDUINO本物ですね。
箱の裏面
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_box_back-773x1024.jpg)
簡単なスペックが書いてあります。
サイドはこんな感じです。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_box_side1.jpg)
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_box_side2.jpg)
ARUDUINOのシールが確認できますね。
中身を見てみましょう。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_item.jpg)
ARDUINOのシールとマニュアルが入っています。
表面
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_front.jpg)
裏面
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_back.jpg)
既存のマイコンと並べてみました。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/microcomputer.jpg)
左が、Arduino Nano(互換機)、中がArduino Nano RP2040 Connect、右がRaspberry Pi Picoです。
初回起動は、どんな感じでしょう。スケッチは何も書き込んでいない状態です。
なかなか、カラフルですね。何だか、ワクワク感を感じてしまいました。
初回起動時のこのスケッチですが、Nano RP2040 Connect technical referenceに記載されています。
Download the blink.ino.elf.uf2 file
Nano RP2040を外部ストレージとして認識させた時にこちらのUF2ファイルをドラッグすれば、工場出荷時(動画の状態)にリセットできます。※2021年6月27日 リセット手順(後述)を追記しました。
ということで、のってきたので、Lチカをやらない訳にはいかないでしょう。
Arduino IDE(Windows版 1.8.15)をセットアップ(後述)し、[ファイル]→[スケッチ例]→[01.Basics]→[Blink]スケッチを書き込んでみました。
ビルトインLEDがLチカできました。最初は、ここからですね。
ピンヘッダーをセットアップ
ピンヘッダーをはんだづけしていきます。
まずは、ブレッドボードに設置して、
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/arduino_nano_rp2040_header_ready.jpg)
はんだづけの準備完了です。少し緊張しますね。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/arduino_nano_rp2040_header_set_ready.jpg)
はんだづけを終えると、
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/arduino_nano_rp2040_with_header.jpg)
いやー、できました。ここから、いろいろと試せますね。
では、Arduino IDE[ファイル]→[スケッチ例]→[01.Basics]→[Fade]スケッチで癒し系蛍Lチカをやりましょう。
スケッチを書き込んで、以下の記事のArduino Nano Fade用の回路基板を使います。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/arduino_nano_rp2040_fade_9v.jpg)
見事に9V形乾電池で動きました。VINは、4.5Vから21Vに対応しているようです。
入力電圧は、MP2322降圧コンバーターで降圧(回路動作電圧は3.3V)されます。
ということで、省エネを目指し、4.5Vで動くか試してみます。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/arduino_nano_rp2040_fade_4.5v.jpg)
単三乾電池(1.5V)x3で4.5Vです。見事に動きました。
その様子がこちら。
一家に一台は置いておきたい、蛍Lチカが省エネになりました。
RGB LEDをレインボーに光らせてみました
このマイコンに搭載されているRGB LEDをレインボーに光らせてみました。
スケッチについては、こちらの記事に書いています。
工場出荷時の状態にリセットする手順
ボードがPCに接続されていても、ボードが検出されない場合があります。
リセットボタンをダブルタップすると、USBマスストレージモードになるようですが、書き込んであるスケッチによっては、これが効かないことがあります。
その場合、次の手順で解決できます。
1. ボードをPCから取り外します。
2.ボードのRECピンとGNDピンの間にジャンパー線を配置し、ボードをPCに接続します。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_reset-548x1024.jpg)
3.PCには外部ストレージ(RPI-RP2)として認識されます。この状態で、ジャンパー線を取り外します。
4.こちらのUF2ファイルをドラッグ&ドロップすれば、工場出荷時の状態に戻ります。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_connect_reset-1024x537.png)
任意のスケッチのUF2ファイルをドラッグ&ドロップすることもできます。
例えば、flash_nuke.uf2をドラッグ&ドロップするとフラッシュメモリを初期化できたりします。
flash_nuke.uf2については、以下の記事をご参照ください。
※記事では、Raspberry Pi Picoを使用しています。
Arduino IDEセットアップ手順
Arduino Nano RP2040 Connectボードのセットアップ手順を紹介します。
[ツール]→[ボード]→[ボードマネージャー]をクリックします。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_arduino_ide_board_manager_1-1024x679.png)
入力ボックスにrp2040と入力すると、[Arduino Mbed OS Nano Boards]が出てきますので、こちらをインストールします。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_arduino_ide_board_manager_2-1024x680.png)
画像の赤枠のように、ボードとして、[Arduino Nano RP2040 Connect]を選択します。
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/nano_rp2040_arduino_ide_board-1024x678.png)
VS Codeで開発することもできます。
VS Codeの設定や簡単な使用方法について記事にしました。
スペックなど
公式サイトのドキュメントはこちら
Raspberry Pi RP2040を搭載したArduino Nanoで、以下のようなものが、搭載されています。
- U-blox® Nina W102 WiFi/Bluetoothモジュール
- ST LSM6DSOX 6軸IMU
- マイクロフォン
- RGB LED
- Microchip ATECC608A 暗号化コプロセッサ
- 降圧コンバーター
U-blox® Nina W102 WiFi/Bluetoothモジュールの技適について、
工事設計認証番号: 204-810001
です。
技適マークは、取扱説明書(データシート)に表示という形をとっています。6.4を参照。
使用できるプログラム言語
Arduino言語(C/C++)の他、MicroPython、CircuitPythonが対応しています。
MicroPythonはOpenMV IDEで使用できます。
詳しくは、以下をご覧ください。
CircuitPythonはこちら
![](https://circuitpython.org/assets/images/boards/large/arduino_nano_rp2040_connect.jpg)
ピン配列
![](https://aloseed.com/wp-content/uploads/2021/06/Pinout_NanoRP2040_latest-1024x1024.png)
まとめ
実際に購入してみたという体験記事になりました。
Raspberry Pi Picoに比べてお高いのは間違いないですが、その分搭載されているチップ類は凄い感じが伝わってきますね。
当ブログのマイコン記事です。ぜひご覧ください。
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